最新動画はこちらをクリック

『こども起業大学』第4回レポート

講師:JICA職員 駒走拓三 氏
テーマ:「世界平和の実現のために!社会貢献をリードする君の未来」

9月22日『こども起業大学』第4回が開催されました。今回は「世界平和とソーシャルビジネス」にスポットを当てて、特別講師にJICA(国際協力機構)の駒走拓三氏をお迎えしました。拓三さんのご経験を通じて、国際支援や社会問題解決の現場について深く学ぶ機会となりました。

駒走拓三氏の紹介とJICAの活動

現在カンボジアに駐在中の拓三さんより、JICAの取り組みがいかに多岐に渡るかをご説明いただきました。途上国の道路や橋の建設、医療機器の提供、そして現地の人々の生活改善に直結するプロジェクトなど、多くの国際協力事業を支えていることが紹介されました。

特に印象的だったのは、駒走氏が強調した「共感性」「チームワーク」「主体性」という3つの大切な価値観。これらは、国際協力に限らず、どんな課題にも必要な力であり、参加した子どもたちに強く訴えかけるものでした。

青年海外協力隊員の活動ビデオ

お話の最初に、南アフリカ・ブルキナファソで活動する青年海外協力隊の女性のビデオが紹介されました。彼女は、現地でごみの回収からリサイクル商品作りまでを手掛ける支援活動に携わり、地域のごみ問題を解決するために努力を続けている様子が映し出されました。このような地道な活動が、環境保護や地域社会の改善に貢献していることを学び、子どもたちは大きな刺激を受けていた様子でした。

世界の現状と開発途上国の現実

講義の中で「世界には196の国があり、そのうち多くが開発途上国」という事実も説明されました。80億人の人口のうち、実に61億人が途上国に住んでいて、電気や水、学校のない生活を送っている人々がいるという現実に、子どもたちは驚きを隠せませんでした。

子どもたちのディスカッションと発表

後半は、拓三さんのお話を受けて、子どもたちがグループごとに考えた世界の課題と解決策を発表しました。地球温暖化の問題や、貧困に苦しむ人々を助けたいという強い思いと、未来の社会をより良くするために自分たちができることを一生懸命に考えた結果を発表してくれました。

特に印象的だったのは、「2050年には気候変動が止まり、戦争がなくなり、世界が平和になる」という願いが多くの子どもたちから共有されたことです。彼らの真剣な姿勢に、同席した大人たちも大きな希望と感動に胸を打たれました。

終わりに

拓三さんより、国際協力という仕事が持つ意義と、子どもたちには「好きなことを一生懸命頑張ることが大切」とエールをいただきました。この講義を通して、子どもたちは自分たちの可能性を信じ、未来の社会を良くするための行動を考える機会を得られたと思います。

キッドプレナーラボ®は、このような貴重な経験を通して、子どもたちが国際的な視野を広げ、将来の選択肢を増やすきっかけを作れたことが嬉しいです。毎回、成長を見せてくれる子どもたち。次回の講義も楽しみです!!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「子ども達の明るく希望に満ちた未来」を応援するというミッションのもとに結成されたチーム。子ども達が将来「生き抜く力」を付けるためにあらゆる企画を考え、学校教育にプラスとなる新しい教育の形作りを目指します。

コメント

コメントする

目次